令和4年月定例月議会「令和4年度 一般会計補正予算(第8号)」についての質疑


令和4年12月定例月議会本会議(令和4年12月8日)で行った議案第54号「令和4年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第8号)」についての質疑の記録を掲載します。

 

※これは正式な議事録ではございません。正式な議事録は、数か月後に市役所や図書館、市議会のホームページで閲覧することができます。


【かじや 質問】

ただいま上程されました議案第54号「令和4年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第号)」のうち、議案書別冊23ページの「2.DX推進経費」についてお聞きします。

この経費については、北部リーフと健康福祉部内の各部署を、ICT機器を活用して、市民からの相談を受けるためのものとをお聞きしています。

現在、機器類の設置は不十分ながらも、一部の窓口では、先行して、既存のICT機器を設置し、遠隔による相談を始めているとお聞きしていますが、先行して実施されている中での課題についてお聞きします。

 

【林健康福祉部長 答弁】

現在、来年度の試行実施に向けた準備として、一部の窓口で既存のタブレットなどを活用したテストを行っているところですが、市民が持参された書類や説明に使用する資料などが画面越しのモニターでは見えづらい場合があること、また、情報提供を行った場合のメモの提供方法など、今後、改善が必要な事例が見受けられたところです。

 

【かじや 質問】
それでは、回目の質問をさせていただきます。

現在の準備段階で、改善が必要な事例が見られたとのことですが、今後、この補正予算を含め、認識をされている課題の解決に対して、どのように取り組まれるのかお聞きします。

 

【林健康福祉部長 答弁】

今回、計上しております予算につきましては、タブレットやモニターなど、複数の部署で遠隔相談に必要な備品を購入するもので、モニター越しでも資料が共有できるよう、書画カメラの購入を行い対応する予定としています。

また、運用に際しましても、相談内容を聞き取り、適切な部署につなぎ、そして、サポートを行うための職員の対応を含め、来年度の試行を進める中で、効果や課題の検証、改善を行っていく予定としております。

 

【かじや 意見】

3回目は、要望とさせていただきます。

私も10月に北部リーフを視察し、北部リーフと市役所本庁をオンラインで結び、実際に遠隔でどのように相談対応をするのか、手元にある確認書類等をカメラに映した際、細かい文字などを判別できるのかなどの状況を確認させていただきました。

モニター越しでは書類の文字が見えづらかったことや、通信状態が不安定で、面談途中で映像と音声が途切れ途切れになっていたこと、また、相談場所についても、事務所スペースに隣接していることから、プライバシーに配慮した相談環境も必要であるなどの課題を感じたところです。

本格実施に向けては、こうした課題をしっかりと検証し、改善に向けて対応していただくとともに、ソフト面においてもICT機器を使いこなせる職員や、遠隔相談に対応できる人材の育成にも取り組んでいただくよう要望して、私の質疑を終わります。