令和2年6月定例月議会本会議(令和2年6月12日)で行った議案第22号「令和2年度 一般会計補正予算(第4号)」及び議案第44号「一般会計補正予算(第5号)」についての質疑の記録を掲載します。
※これは正式な議事録ではございません。正式な議事録は、数か月後に市役所や図書館、市議会のホームページで閲覧することができます。
【かじや 質問】
ただいま上程されました議案第22号「一般会計補正予算(第4号)」及び、議案第44号「一般会計補正予算(第5号)」についてのうち、新型コロナウイルス感染症対策関連の経費について、お聞きします。
まず、今回の補正予算では、新型コロナウイルス感染症に関する国の第2次補正予算への対応などの経費が計上されていますが、そのうち、市負担額はいくらになるのか、また、これまでの補正予算を合わせると総額はいくらになるのか、お聞きします。
次に、コロナ対応に係る財源についてですが、国の地方創生臨時交付金が確定していない中なので、これまでの補正予算と同様に財政調整基金繰入金が見込まれていますが、4月補正予算から今回の補正予算までの財政調整基金繰入金の総額と、これらの繰入金を見込んだ場合の財政調整基金の残高見込みについて、お聞きします。
最後に、4月閉会議会において、新型コロナウイルス感染症への対応として財源確保を図る観点から、コロナの影響により中止となった事業などの減額計上を早急に行うよう、要望をさせていただきましたが、今回の補正予算においてどの程度、減額による財源確保が図られているのか、また減額の主な内容について、お聞きします。
【田中総合政策部長 答弁】
今回の一般会計補正予算第4号・第5号における新型コロナウイルス感染症の対策経費は約15億円で、そのうち市負担額は約6億円となっております。また、今回の補正予算を含め、これまでの補正予算の総額では約445億円、市負担額は約29億円となっております。
次に、財政調整基金の取り崩し額につきましては、今回の補正予算を含め、これまでの補正予算で約28億円となっており、現時点における基金残高は約76億円、国の地方創生臨時交付金を加味しますと約86億円になると見込んでおります。
また、今回の補正予算(第4号)におきましては、新型コロナウイルス感染症への対応として財源確保を図る観点から、各種イベント開催経費や小中学校プールの管理経費など新型コロナウイルスの感染拡大に伴い予算執行を見直した経費について減額補正を行っており、その総額は約9300万円、一般財源ベースでは約6100万円となっております。
【かじや 意見】
2回目は、要望とさせていただきます。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響は長期化が予想されており、新たな生活様式への取り組みなども必要となってきます。
また、今後は市税収入の下振れも懸念されることから、財政状況が厳しくなることも予想されます。
国の地方創生臨時交付金など、活用できる財源はしっかりと確保しながら、執行の見直しが可能な経費については今後も減額を検討するなど、引き続き財源の確保を図っていただきますよう要望します。
また、財政の健全性を保ちながら、新型コロナウイルスの感染拡大の防止や、新たな生活様式への対応に取り組むためには、既存事業の優先順位や実施時期等の見直しが必要となってきますが、これについては別の機会で詳しくお聞きしたいと思います。以上で、私の質疑を終わります。